2016年7月アーカイブ

スピーチが終わったら聞き手は拍手するのが礼儀です。

これは、すべてのスピーチに対して必要なことです。

披露宴では、まさにこのパターンという料理が出てくることも少なくありません。

伊勢海老などはその代表例です。

自信のない料理があれば、まえもって食べ方を研究しておくと、安心です。

披露宴ではグラニテも常連のひとつ。

これが出てきても、もうデザート?と勘違いしないでください。

料理と料理の合間に出てくる、口直しです。

甘味が少なくてさっぱりしているので、次の料理に向けて、食欲が増します。

披露宴では、初対面の人と隣り合うことも多いものです。

せっかくのおめでたい席ですから、初対面の人ともなごやかに談笑します。

ただし、話題は披露宴にふさわしいものにしてください。

また、親しい仲間で席がかたまると、つい騒々しくなりがちです。

披露宴の席だということを忘れずに、ほどほどに楽しむこと。

大橋直久

さまざまな銀器やグラスなどが勢揃いして、目がクラクラしてきます。

不安だったら、もう1回復習しておきましょう。

手に持ったグラスは、必ずもとにもどし、かってに位置を変えないこと。

これは、自分のグラスを迷子にしないための予防策でもあります。

もちろん、銀器や皿なども置きかえないでください。

ただし、左ききの人は別です。

自分の食べやすいように、そのつど変えてかまいません。

また、各テープルの中央に置かれた調味料は共用ですから、遠くにあるものは、その近くの人に声をかけて取ってもらいます。

乾杯のあとのスピーチであれば、食事を続けていてもかまいません。

ただし、スピーチは必ず聞くようにしてください。

席が近い人、知人のスピーチであれば、食事の手を休めて聞きたいものです。

大橋直久

ひさしぶりに友人や親戚に会う披露宴では、近況報告で会話もはずみます。

でも、仲人や主賓のあいさつなど、披露宴の前半には大切なスピーチが控えています。

乾杯まではおしゃべりを慎み、静かにしていてください。

乾杯がすんで、料理が運ばれ始めたら、どうぞ、ご歓談ください。

披露宴では、食べ始めるタイミングが、なかなかむずかしいもの。

一般には、主賓が手をつけてから、スタートするのが基本ですが、披露宴では必ずスピーチが入ります。

そのスピーチを待ってから、食べ始めるといいでしょう。

ナフキンは、椅子に座ったらすぐにつけてかまいません。

披露宴で出される料理といえば、フルコース。

大橋直久

食後酒

コーヒーを飲んだら、最後におすすめしたいのが食後酒です。

食後酒は食事を優雅にしめくくってくれるだけでなく、消化を助けるためにも役立ちます。

食後酒としてよく飲まれるお酒の代表が、香り高いブランデー。

アルコール度は高いのですが、香りを充分楽しむために、ストレートで飲みます。

丸みを帯びた大きめのグラスでサービスされるので、両手でカップの部分を包み込むようにして手のひらで温め、香りがたつようにします。

よく香りを楽しんでから、グラスに口をつけてください。

ブランデーのほかに、ブラマンジェーやクワントローといった、香草や果実からつくられた甘口のリキュールも人気があります。

あまり強くない人には、甘口のシェリーなどもおすすめです。

両手でカップの部分を包み込み、手のひらで温めて、香りがたつようにします。

飲むまえに、香りを充分に楽しむこと。

大橋直久

パンがサービスされたら、自分で取って、左側のパン皿にのせます。

パン皿が用意されていないときは、同じ位置のテーブルクロスの上にじかに置きます。

いずれにせよ、パンの位置は左側です。

もし、初めからパンがセットされているときは、右のパンを取らないように注意してください。

隣の人と席が近づいていると、間違えやすいものです。

パンは必ず一口分ずつ、手でちぎってから食べます。

決してかじりついたりしないこと。

パンをちぎったら、バターナイフを右手に持って、バターを塗ります。

ただ、フランス料理には、もともと料理にバターがたくさん入っているので、バターが出てこないことも。

ソースをパンにつけて食べるのは、悪いことではありませんが、正式な席ではさけたほうがいいでしよう。

パンは手で一口分ずつちぎってから食べます。

バターも一度に塗らないで、パンに、そのつど塗ります。

大橋直久

エスカルゴ

エスカルゴとは、食用のかたつむりのこと。

にんにくと香草をきかせたバター風味のオードブルです。

専用のトング(はさみ)とフォークが出されます。

まず、トングを左手に、フォークは右手に持って、殻をトングでしっかりはさみ、フォークで身を取り出して食べます。

このとき、エスカルゴの巻きに合わせて、くるっとまわすときれいに取れます。

身を食べたら、殻のなかに残ったソースを飲みます。

トングではさんだまま、殻に口をつけて飲んでもいいのですが、女性はスプーンにうつして飲むほうがエレガントです。

パンが添えられているときは、ソースにパンをひたして食べてもかまいませんが、これも正式な席ではさけたほうがいいでしよう。

残ったソースは、スプーンにうつして飲むとエレガントです。

大橋直久

フォアグラ その2(大橋直久)

パンの上にフォアグラをのせて食べてもかまいません。

ナイフは使わずに、初めからフォークだけを使って。

パンは手でちぎり、食べます。

小海老のカクテルは、腰高のカクテルグラスに入れて、サービスされるオードブル。

見ためがかわいらしく、さっぱりとした味なので、女性には人気のある一品です。

でも、カクテルグラスに盛られたものは、意外に食べにくいもの。

不安定なので、グラスを倒さないように気をつけます。

まず、左手でグラスの脚を押さえてください。

小海老は、たいがいイラストのように、グラスのふちにかかるように飾られています。

小海老を落とさないように、フォークで、しっかり刺して食べます。

ナイフが出ていたとしても、切り分ける必要はないので、初めからフォークだけを使ってください。

カクテルグラスをフォークでつついて、カチャカチャ音をたてないように気をつけることが、ここでのポイントです。

大橋直久

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