2017年3月アーカイブ

年賀状は年に一度のあいさつで、新年を迎えた喜びと希望と祝福を込めて、お互いに交換し合うものです。

取引先の企業やお世話になっている方などに、心を込めて書きたいものです。

年賀状を書くとき配慮したいことは、
・元旦に届くように出すこと。

そのためには、できるだけ定められた投函日までに出したいもの です。

・年賀状は、だらだらと長く書かずに、要領よく書くようにし、とくに改まった場合には、きちんとした封書を用います。

・版画や絵をあしらう場合には、自分の立場、相手との関係を考慮して、失礼のないものにすべきです。

・表には相手の住所、氏名、郵便番号だけを書き、自分の住所、氏名、郵便番号は裏面に書くようにするのが普通です。

・日付は、年号に続けて「元旦」または「一月一日」と書きます。

「一月元旦」とか「正月元旦」という書き方はありません。

・前年に不幸があった家庭には、年賀状は出さないようにします。

もし、間違って出した場合は至急おわびの手紙を書くのが礼儀です。

大橋直久

社交・儀礼文書の頭語には「拝啓」が一般的によく使われます。

前文では、時候のあいさつ、先方の繁栄を祝うことば、日ごろお世話になっている感謝のことばなどで構成します。

ビジネスは、人間的な面を無視しては、決してスムーズにはいきません。

季節的なあいさつ状などにも気を配りたいものです。

季節のあいさつ状を出さなかったからといって実害がなくとも、信用を落として将来の不利益をもたらす可能性もあるのです。

ビジネスの世界は、言い訳は通用しません。

季節のあいさつ状、礼状ぐらいは、時期を逸することなく、きちんと出せるようになりたいものです。

年賀状などは、文学作品を書くわけではありませんが、長い文学作品を書くよりも、短いあいさつ文のほうが難しいものです。

誰でも読める文字で、必要なことを落とさず、形式を踏んで書かれていなくてはなりません。

大橋直久

洋封筒の書き方(大橋直久)

洋封筒の場合に、縦書きと横書きでは若干マナーが違います。

洋封筒を縦書きにしたときの封じ目が、左のほうが上になると、不吉、弔事の忌みを表すので、気を付けるようにしましょう。

はがきの表書きの郵便番号、住所、宛名は封筒と同じと考えて差し支えはありません。

差出人の住所、社名、氏名は、切手の下におさまるように書きますが、住所より氏名を大きく書きましょう。

往復はがきを出す場合は、返信用の表書きにも住所、返信先の氏名を書き、宛名には「行」を付けます。

返信はがきを出すときは「行」を消して、その横に個人宛てならば「様」、会社、部署宛てならば「御中」と書き直します。

大橋直久

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