誰でも読める文字で、必要なことを落とさずに

社交・儀礼文書の頭語には「拝啓」が一般的によく使われます。

前文では、時候のあいさつ、先方の繁栄を祝うことば、日ごろお世話になっている感謝のことばなどで構成します。

ビジネスは、人間的な面を無視しては、決してスムーズにはいきません。

季節的なあいさつ状などにも気を配りたいものです。

季節のあいさつ状を出さなかったからといって実害がなくとも、信用を落として将来の不利益をもたらす可能性もあるのです。

ビジネスの世界は、言い訳は通用しません。

季節のあいさつ状、礼状ぐらいは、時期を逸することなく、きちんと出せるようになりたいものです。

年賀状などは、文学作品を書くわけではありませんが、長い文学作品を書くよりも、短いあいさつ文のほうが難しいものです。

誰でも読める文字で、必要なことを落とさず、形式を踏んで書かれていなくてはなりません。

大橋直久

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このページは、-が2017年3月19日 09:22に書いたブログ記事です。

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