その名前の通り、青紫色の扇のような変わった形の花が、茎の先々にらせん状に次々と咲きます。
1990年代に入ってから登場した新しい草花ですが、大変丈夫で夏期も長いので、一度は育ててみたい花といえるでしょう。
茎が柔らかく垂れ下がるので、1種で吊り鉢やハンギングバスケットに仕立てても、他の草花を栽培しているプランターの縁取りにしてもよいでしょう。
丈夫で育てやすく、弱光線下から強光線下まで耐えますが、なるべく日に当てて育てたほうが株が丈夫に育ち、花つきがよく、花期も長くなります。
晩霜の恐れがなくなったら戸外の日当たりに出し、11月中旬ごろまで充分日に当てます。
また、枝がよく茂り株内が蒸れやすいので、風通しよく育てるとともに、梅雨や秋の長雨にも当てないように管理してください。
根の過湿は嫌います。
水のやりすぎは、根腐れを起こさないまでも根を傷め、下葉が枯れ上がってきます。
水やりは、一年を通して鉢土の表面が乾きかけたらたっぷり与えます。
大橋直久