高さ1?2mぐらいになる落葉低木で、株立ち状になり、太い柔らかい枝をたくさん出して、6月ごろに大きなてまり状の花を樹冠いっぱいに咲かせる。
ガクアジサイ、アマチャ、西洋種のハイドランジアなどの同じ仲間があり、よく肥えた湿地で半日陰のところがよい。
寒さにはあまり強くなく、北海道あたりでは地上部が枯れるので防寒している。
萌芽は早いほうで、3月中旬には芽が動きはじめ、4月にはいると葉を広げる。
前年枝の頂芽かそれに近い側芽が伸長して新枝を作り、その先端に開花する。
弱い枝には花をつけないし、春になって地中から新しく繭出した枝は、その年に花をつけないのが普通である。
大橋直久