人に何かをしてもらったときは「ありがとうございました」、依頼するとき、とくに相手が目上の人の場合などは「恐れ入りますが」、その他にも「申しわけございません」「お手数をおかけいたします」「恐縮です」などの言い方がいくらでもある。
「すみません」だけではなく、こうした言葉をどんどん使ってみることである。
「課長、昨日はどうも」
「部長、すみませんが目を通してください」
ではなく、
「課長、昨日はごちそうしていただいてありがとうございました」
「部長、お手数をおかけしますが、この書類に目を通していただけますか」
と、意識的に社会人としてみさわしい一冨葉つかいをすることである。
言葉は、使えば使うほど慣れてきて、自然に口に出るようになるものだ。
使わなければいつまでたっても、自分のものにはならない。
「すみません」一つだけでなく、いろいろな言葉を上手に活用できるようになりたいものである。
大橋直久