新入社員の大下さんは、パーティーの返事を出席で送付しておくように係長に指示されました。
返信用の葉書の宛名が「中村産業行」とすでに印刷されていたので、そのまま送ろうとしました。
ところが、先輩から会社名の後についている「行」は「御中」に直して出すものと注意され、初めて宛名書きにもルールがあることを知らされたということです。
返信葉書(封書)を送付するときは、最低限のルールを知っていないと、会社として、また個人としても恥をかくことになりかねません。
返信葉書(封書)の宛名を書くときのポイントは、次のとおりです。
(1)宛名の最後に付いている「行」を斜線二行で消す。
宛名が会社名・団体名・部署名の場合は「御中」、個人名の場合は「様」に書き改めます。
(2)御出席、御欠席の「御」や、御住所の「御」、ご芳名の「御芳」、貴社名の「貴」を、定規を用い斜線などを引いて、きれいに消す。
(3)返信期限が先であっても、できるだけ早めに送付する。
大橋直久