適当と思える候補者を選んだら、依頼者側の写真、履歴書、家族書を先方に持参します。
できれば両親だけでなく本人も在宅のときがいいでしょう。
先方には、依頼者側の客観的な事実(家族構成、家庭環境、学歴、性格など)をできるだけ詳しく説明しますが、私情をまじえた意見をさしはさむことはひかえます。
また"仲人口"といって、本人や家族のことを、実際以上にほめあげたり、都合の悪いことを隠したりする、無責任な態度は絶対につつしみます。
"仲人口"は何かとトラブルのもとになると心得ておくべきです。
仲人の仕事は、頼まれてすることとはいえ、人の人生における最も重大な問題を扱うわけですから、軽率な言動を自らに戒め、つねに責任の重さを自覚していることが必要です。
大橋直久