◆贈り物を託送させる場合には、同じころに届くように挨拶状を出す
本来贈り物をするということは、品物そのものが目的ではなく、贈るという善意が主なのです。
ですから当然、贈り主自身が持参して、挨拶を述べるのが礼儀です。
けれども遠隔の地にある人や、お互いに忙しい時代には、デパートや商店などから贈り物を配達させることもやむをえません。
ただし、これはあくまでも略式ですから、目上に対しては礼を失しないように、とくに心づかいが必要です。
託送させる場合も、表書きだけは自筆で書きたいものです。
また託送の場合は、ていねいな挨拶状を出します。
挨拶状だけがあまり早く届いてしまうのもおかしいものですから、贈り物が届く時期をみはからって出します。
大橋直久