この一年間、お世話になったかたへ感謝の意をこめて贈り物をする習慣です。
江戸時代の商人が、年末の決算をおえて、商売先に品を贈ったことから始まったといわれます。
中元と同様、最近は、デパートやスーパーなどの商戦も早くからエスカレートしてきます。
12月に入ってから、中旬ぐらいまでに贈るのが一般的です。
中旬以降、年の瀬が押しせまってしまったら、お年賀として新年に贈ったほうがよいでしょう。
中元に比べ、ややていねいな品物を贈りますが、正月用の生鮮食品などを贈る場合は、鮮度がいのちですから、相手の年末年始の都合を確認してからのほうがよいでしょう。
ありきたりの品を贈りたくないという場合には、ビール券、ホテルの宿泊券、レストランの食事券、ゴルフ券、映画の劇場券などや、産地直送品、生鮮食品などがおすすめです。
その土地でなければ手に入らない名産品など、都会の人ほど喜ばれるでしょう。
大橋直久