ドイツトウヒ

日本中どこでも使える常緑高木、樹型は円すい型で端正だが、老木になると形がくずれる。

浅根性で風に弱いのが欠点であるが、洋ふう庭園で直幹仕立てにすれば、芝ふの中に独立植えにしたり、植え込みに数本使うとしゃれた感じになる。

繭芽力はあり、若いうちは生垣にも使えるが短命である。

枝は車枝で水平に出て、毎年規則正しく3本ずつに分かれていくので整型になる。

ほうっておくと枝がこんできてふところ枝が枯れていくので、冬のうちに枝すかしをし、みつを抜いてやると樹型を端正に小さく保つことができる。

クリスマスツリーによく使うので、針植えのものを庭に下ろし、翌年のクリスマスにはまた鉢に上げてへやに入れることをくりかえしていくこともできる。

これはみつを抜いて樹型を大きくしないように剪定することができるからである。

大橋直久

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このページは、-が2016年6月 2日 13:32に書いたブログ記事です。

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