園内あるいは園外の宿泊施設を用いて教育的意図をもって宿泊をともなった保育活動を行うことを合宿保育という。
園外での合宿保育は園外活動の一つでもある。
合宿保育は必ず行わなければならない園行事ではないが各園の子どもの実態、園の保育理念、保育者の意欲、適切な宿泊施設などの条件が整えば、年長児にとっては、よい経験となるであろう。
家庭を離れてはじめて一夜を過ごすという経験は幼児にとっては初体験であるので、周囲からのあたたかい励ましと、子ども自身に先生や友達と泊りたいという気持ちが育つように事前の十分な指導が望まれる。
家庭との連絡を密にし、健康状態、持病の有無、トイレの時間帯など十分に把握し、園外の宿泊施設においても、プログラムすべてを任せるのではなく事前に十分に話合い、各園にもっともふさわしいものを用意したい。
大橋直久