雑談は単なるムダ話ではなく、お互いの気持ちをほぐす潤滑油の役目をし、情報収集もできる有効な会話となります。
しかし、これを一歩間違えると、ムダどころか、早く切り上げたくなるただの騒音になってしまうので、気をつけてください。
例えば、相手が「今年の巨人軍はなかなかいいね」と話の糸口をつかもうとしているときに「僕は野球には興味ありません」では、話がまったく続きません。
相手も拒絶されたような気がしてとても不愉快。
もし、その話を続ける自信がなければ「そうですね。僕は野球はあまり見ないのですが、あの○○選手だけは、同窓なので頑張ってもらいたいと思っているんです」という答え方をしましょう。
変に知ったか鄙りをするよりはマシ。
しかしこのとき、「野球よりも今はJリーグですよ」などと相手の話を否定して、自分本位の話題に強引に持ち込もうとするのも問題です。
相手を無視するだけでなく、「あんたは間違っている」「あんたは古い」と言っているようにとられてしまいます。
また、その話題に詳しいときでも、「○○選手、あれは給料ドロボーですね」などと悪口を言うのは絶対に避けたいもの。
会話を殺伐としたものにします。
大橋直久