機械的な応対

言葉づかいも物腰も笑顔も、一点非の打ちどころがないのに、応対されたほうはなぜかフッといやなものを感じる。

いんぎん無礼に近い感じを受けるのです。

しかし、よく考えてみると、少しも無礼なところはない。

あいさつが過剰なわけでもない。

にこやかな笑顔でテキパキと処理してくれる。

よく訓練ができているな、とかえって感心するくらいである。

でもやっぱりどこかヘンだ。

これは慣れからくる機械的な応対だからです。

要するに、こころがこもってないのです。

「いかがですか、私の応対ぶり。一分のスキもないでしょ」

そんな声が聞こえてきそうで、用件はまたにして帰ろうか、などと思いかねません。

大橋直久

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このページは、-が2017年2月 6日 12:42に書いたブログ記事です。

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