歯列とは乳歯が20本の乳歯列と、永久歯が32本の永久歯列とがあり、上顎と下顎に半数ずつ楕円形あるいは放物線形に並んだ状態をいう。
乳歯と永久歯が混在する時期を混合歯列という。
乳歯列は隣り合う歯が接触せず空隙が正常にみられるが、正常な永久歯列では隣在する歯は必ず接触している。
顎骨の成長異常があると、歯列の形が非対称になったり、V字形、方形、乱ぐい状を示す。
上顎と下顎の歯が正しく配列し、顎骨が正常に成長することにより上下顎の歯列が調和を保ち、咀疇、発音などの機能が十分に発揮される。
大橋直久