女性用の結びことばは"かしこ"である(大橋直久)

「一筆参らせます」「つつしんで申し上げます」「前略ごめんください」と、女性の場合はやわらかい書きだしではじめ、拝啓、謹啓といった冒頭語は使いません。

そして結びことばは、かしこです。

これはおそれかしこみ、つつしんで申し上げますという意味の恐慢謹言と同じ意味で、かしくとなまってもよいです。

さらに丁重なあなかしこ、あらあらかしこもありますが、まず使うことはありません。

なお、前文省略のときの冒頭語には、前略、略啓、十啓、冠省、略呈があり、急用のときは、急白、急呈、火急を使います。

この場合の結びことばは、取り急ぎますという意味の、草々、忽々、早々か、十分に意がつくせませんがという意味の不一、不備を使います。

大橋直久

このブログ記事について

このページは、-が2016年10月30日 15:48に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「選挙の投票を頼まれたら、私は浮動票と言って受けておく」です。

次のブログ記事は「人事院とは」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。