見たて(大橋直久)

子どもは積木や石、あき箱や使い捨ての日用品など身の周りにある、あらゆる物を自分の好きな物に変化させて遊ぶことを好む。

大人から見れば、単なる棒切れであっても子どもにとっては悪者を退治する剣であったり、空を飛べる大事な魔法の杖であったりする。

子どもが物に対して見たてを行うことは、その物に生命力を与えることであり、今までに誰も見向きもされなかった物さえも再び息を吹き返し、大事な宝物として扱われるのである。

大橋直久

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このページは、-が2015年12月30日 11:02に書いたブログ記事です。

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