スピーチと余異を依頼するとき(大橋直久)

「皆様、ゆっくりとおくつろぎいただいておりますでしょうか。

新郎新婦も、先ほどよりはその表情がだいぶやわらぎ、余裕が出てきたようにお見受けいたします。

このへんで、いくつかスピーチをいただこうと思います。

まず、新郎の自称、悪友、本田○夫さんにお願いいたします。

本田さんどうぞ」

「引き続きまして、新婦の幼なじみでいらっしゃる小宮○技さんにお願いします。

小宮さんは結婚生活では新婦の先輩にあたられる由、亭主のうまい操縦法などをうかがえるかもしれません。

では小宮さんどうぞ」

「いろいろとユーモアあふれるスピーチをいただきましたが、ではちょっとここで、ある方に余興をお願いしたいと思います。

新郎のお従兄にあたちれる木崎○夫さんに、かくし芸を披露していただきます。

木崎さんは、うかがうところによりますと、知る人ぞ知る物マネの名人で、職場の忘年会など機会あるごとにひっぱりだこだそうです。

またなにを、どんなマネを披露していただけるのか、たいへんに楽しみです。

では木崎さん、よろしくどうぞ」

大橋直久

このブログ記事について

このページは、-が2015年6月 5日 10:20に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「食事に入るとき」です。

次のブログ記事は「花束贈呈のとき」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。