新郎会社同僚の挨拶

「僕はきょうの主役の一人、秋野君と同じ会社に勤める者です。

彼とは同期の入社以来ずっと懇意にしてもらってます。

やたらと肝っ玉の太い、将来大物まちがいなし、というのが我々仲間うちの彼の評価です。

彼の婚約については前々から聞いていましたので、別に驚きもしませんでした。

近い将来の花嫁は聡明でチャーミング。

うらやましい限りです。

さしずめ美女と野獣といったところかな。

しかしこの野獣、たいへんやさしい心根の持ち主です。

女王のために命も投げ打つナイトのごとく、必ずや生涯絹子さんを守り抜くことでしよう。

僕は独身ですから、フィアンセたちにアドヴァイスなどできようはずもありませんが、ただお二人が、お互いの存在を高からしめるすばらしいカップルになってもらいたいと思います。

夫も妻もかくあらねばならぬという絶対の法則はないでしょう。

ならば、なくてはならぬ唯一無二の存在であることが、と、そんな気がします。

フィァンセたちにとって独身最後の年は、自由におおらかに満喫してください。

美女はいよいよ美しく......期待しています」

大橋直久

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このページは、-が2015年5月22日 10:13に書いたブログ記事です。

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